ActiveDirectoryにてグループポリシーの基本設定を使いネットワークプリンタのドライバをクライアントに一括インストールする
2013/04/24 Windows7クライアント用のグループポリシー設定を追記しました。
はじめに
社内に端末がいっぱいある場合、端末をリプレースするたびにプリンタのドライバを入れないといけない。
プリンタを変えると全ての端末にドライバをインストールしないと・・・・
これは非常に非効率である。
せっかくWin2008のAD環境があるのでプリンタドライバの一括設定を目論んでみる。
以下設定手順
※サーバーはWindows Server 2008 R2 クライアントは Windows XP SP3 の例です
1.サーバーに拠点のプリンタをインストールし、共有化
プリンタはローカルプリンターを追加する。その時にPortはStandard TCP/IP Portを使用する(プリンタメーカの独自ポートは使わない)
その後、共有にする。
その時に共有のプロパティよりX86の追加ドライバを入れる事を忘れない!
2.ADのグループポリシー設定
次にグループポリシーの管理画面よりポリシーを編集する。
ユーザーの構成→基本設定→コントロールパネルの設定→プリンタ を開く。そして新規作成→TCP/IPプリンタ
- アクションは更新
- ローカル名をプリンタの用途名にする(総務、営業等)
- プリンタのパスに共有にしたプリンタのパスを設定(\\ServerName\PrinterName 等)
- 場所、コメントはてきとーに
- ポートの設定タブを開く
- プロトコルをLPR キュー名をLPにし、LPRバイトカウントを有効にするにチェック
とするとうまく出るかも。
※Windows7の端末で自動追加されない場合は 下記グループポリシーの設定を追加
- コンピューターの構成で[管理用テンプレート] -[プリンター]-[ポイントアンドプリントの制限] の ポイントと印刷の制限を無効に
- ユーザーの構成で[管理用テンプレート]-[コントロールパネル] -[プリンター] の ポイントと印刷の制限を無効に
するといいかも。
3.動作確認
該当のクライアントPCを再起動してみてプリンタが作成されていれば成功!!!
出てこない場合はKB943729(XPにグループポリシーの基本設定機能が有効になるようになるKB)が当たっていない可能性があるのでクライアントPCにインストールしてみる。
4.最後に
直接TCP/IPで指定しているのはサーバーダウンやメンテナンス時でも印刷は出来るようにしておきたいからです。
サーバのプリントサーバ機能(展開されたプリンタ)を使った方がいいかもしれないけど、単一障害点になっちゃうからね。
リプレースどんと来い!!!!